直売所で稼ぐ農家は、少量多品種で勝負する

今日のテーマは、直売所で稼ぐ農家さんの共通点、
『少量多品種で勝負する』
をお話しします。

ずばりお伝えすると、直売所や道の駅で稼ぐ農家さんは少量多品種で栽培される方が多いです。

個人的な意見になるのかもしれませんが、大阪の産直店で働いていた時、
売れる生産者さん。
ほぼ皆さんに共通していたのが、

『少量多品種』

でした。

1つのお野菜を大量につくるのではなく、年間を通じて色んな種類の野菜を出荷される。
それが結果として、販売量アップにつながっていました。

少量多品種のメリット

なぜ、多品種の野菜を少量ずつ栽培するのが良いのか?

私自身、農家を経験したことがないので、販売サイドからの意見になりますが、
その1つとして、生産リスクが少ないというのもあると思います。

病気などのアクシデントが起きたときに、少量多品種であれば一撃ですべて作物が全滅する。
という事は回避できるのではないでしょうか。

また野菜を販売する、
という視点からみれば、大きなメリットがあります。
特に1番強調したいのは、

『あなたにファンがつく』

という事です。

お客さまのなかに、あなたのお野菜を選んで買う。
あなたのお野菜を買うことを目的に直売所へ来店される。
キャベツが他に売られていても、

「あなたのキャベツ」

を買う。
いわば、あなたのファンとも言えるお客さまが現われるのです。

農家さんにファンがつく

例えば、生姜、いんげん豆、ほうれん草、人参、じゃがいも、落花生、スナップエンドウ…
こういった野菜を季節ごとに栽培していたとします。

これらの野菜の袋全てに、

「○○農園」

というタグを付けるとします。
(タグについて詳しくはコチラをご覧ください)

そして季節ごとに、お野菜を出荷します。
勿論タグをつけてです。
すると、あなたの生姜を買われたお客さまが、

「この生姜いいわね、香りも良くって…」

と満足されるとします。
次回来店された時に、あなたアンデス芋を売場で発見する。
アンデス芋が入った袋には、

「○○農園」

と書かれたタグが貼られている。
お客さまは、そのタグを見る。
すると、

「たしか、この間買った生姜も、この○○農園さんのだったよな」

とあなたのお名前を思い出します。
そして、迷わずそのアンデス芋を買い物かごに入れます。

また次回、今度は、直売所の売場にスナップエンドウが置いてある。
勿論、お客さまは見逃しません。
あなたのスナップエンドウを手に取り、レジへ持って行かれます。

…このような形で季節ごとに野菜を栽培されていると、それはイコール、

お客さまの楽しみにも直結します。

「○○農園さんの野菜って、美味しい」

こういう感情って、お客さまにしたら楽しいのもです。
まるで宝探しをするように、売場を歩くのがウキウキするはずです。

それが1品種しかお野菜を作られていないとしたら…
このようなお客さまの探す楽しみは生まれません。
そして、あなたのお野菜を買ってくれるファンは生まれにくいです。

勿論、キャベツならキャベツだけをつくる。
その1品種でお客さまがファンになって下さる場合もあるかもしれません。

しかし、年中を通じてあなたのお野菜を直売所で見かけられる。
買う事ができる。
やっぱり常にお野菜と触れあえる方が、熱烈なファンにはなりやすいはず。

野菜の栽培に関しては素人なので、エラそうな事は言えません。

ただ、販売の観点から云わせてもらうと、
『少量多品種』
ここが、稼ぐ農家さんの共通点だった事は確かです。

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ABOUT US
臼井浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
POPコミュニケーション合同会社 代表。直売所・道の駅の売場づくりや、生産者の商品の魅せ方を通じて、「こだわりや美味しさが伝わる売り方」を支援しています。 原点は、大阪・千里中央の産直店での現場経験。社員2名・売場30坪の小さな店舗で、農産物の価値や生産者の想いを伝える工夫を重ね、年商1.3億円を達成しました。 現在は、全国の直売所・道の駅・JA・自治体などで、売場改善や集客、農家・生産者向けの研修や講演を実施。袋詰めの工夫、商品の見せ方、POPや売場づくりなど、すぐに実践できる内容を大切にしています。 運営者プロフィールを見る →