2年連続で来客数ナンバー1の道の駅の取り組みとは?

ご縁をいただく道の駅さんが
2年連続で来客数(入込客数)1位になりました。

高知県内19市町村、24の道の駅のなか
2019年の入込客数でナンバー1に選ばれました。

地元新聞でも取り上げられています。

来客数1位の道の駅
高知新聞(2021年6月23日)掲載

どうやって1位になったのか?

商品を出荷する生産者側の立場で言えば、

「来客数の多いお店に商品を出したい」

当然の流れですよね。

逆に、販売者側である道の駅に限らず
店舗であれば、

「来店してくれるお客さまが多いほど
売上も上がる」

と思っているわけですよね。

ある意味、どうやって来客数を増やすか?

が、店舗にとっての生命線であり
永遠の課題の1つでもあります。

そんな中、今回ご紹介する道の駅
『ビオスおおがた』さんは、2年連続で
高知県内の道の駅トップになっています。

取り組んだ3つのこと

こちらの道の駅さんとご縁をいただいたのは
2017年10月のこと。

高知県の農業振興部さんを通じて
お話をいただきました。

そして、まず取り組んだのが、
『売れる売場』づくり
です。

これ、今でも憶えているのですが
道の駅を統括する支配人の方が
こうおっしゃったんです。

「ただ商品を並べているのではなく
売りたいものが売れる売場にしたい」

ということで、以下の3つを一緒に設定していきました。

  1. 一等地の発掘
  2. おすすめしたい商品
  3. どうやって販売するか?(プロモーション)

一等地売場とは、ひと言で言うと
そのお店で最も売れる、稼げる売場です。

入口近辺や角地など、どのお店にも
一等地売場は存在します。

売場・商品・販売がセット

次は、その一等地売場で何を売るか?

季節ごとのおすすめ商品を
ピックアップしていきました。

といっても、一等地売場は1つではありません。

お店の中に少なくとも3つは
設定する必要があります。

なぜなら、稼げる売場が増えることで
売上も上がりやすくなるからです。

そして、

  1. 売場
  2. 商品

が設定できれば、最後に、

「どうやって売るか?」
販売方法を考えていきます。

分かりやすいところいうと、

  • ディスプレイ
  • 販促ツール

ここを考えていきます。

スタッフさんがつくられた売場ディスプレイ

マスコミからの取材も殺到

売場づくりが慣れてくると
ともに取り組んでいったのが、イベント企画です。

お客さまの興味を引くために
季節ごとにイベントを開催。

例えば、地元の特産品を前面に打ち出した、

  • 文旦まつり(高知県特有の柑橘類)
  • らっきょう祭り(地元黒潮町の特産品)…ほか

様々なイベントを年間で開催しています。

さらに、そのイベントへの集客をするために
マスコミへのプレスリリースも欠かしません。

「このお店は、何か面白いことをやっている」

マスコミさんにもいい意味で注目していただき
現在では、定期的にテレビや新聞などで
取り上げていただいています。

さらに、それらの話題が県外だけでなく
全国区の番組や雑誌にも広がっています。

漁師町ということで、神社が多いということにフォーカスした企画も

選ばれるお店を目指す

道の駅さんに限った話でなく
どんなお店や会社のご商売にも当てはまる
と思うのですが、

「あえて行きたくなる」

お店を目指すことが欠かせないと思うのです。

ただ商品を並べて売っているだけでなく、

「あのお店に行けば、何か面白いよな」
「行ってみようかな」

と思ってもらう。

そのためにも、お客さまが飽きない
売場づくりや企画提案が必須になってきます。

特に道の駅は、

「地元の商品を販売」

といった制限も多いので
同じ売場や提案になる事が多いです。

そこを打破するために何ができるのか?

お客さまに楽しんでいただくには?

この辺りを現場の方々が考えていくことが
選ばれるお店になるポイントだと感じています。

選ばれるお店の秘密

なお今回ご紹介した道の駅「ビオスおおがた」
支配人の土居さんにインタビューさせていただきました。

「売れる売場をどうやって実現させたのか?」

動画のなかからヒントを発見してください。

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※クリックするとYoutube動画が表示されます

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