直売所運営の悩みと課題。生産者の意識統一を図るにはどうすれば…?

読者の方からご質問を頂きました。

私が関わる直売所では市場出荷から流れてきた
生産者と家庭菜園の延長の
生産者がいらっしゃいます。

前者はみんなで直売所を盛り上げようという
意識がありますが、
後者は自分の野菜が売れればいい

という思いが強いように感じています。

サイトの主旨とはずれるかもしれませんが、
直売所全体の意識統一の仕方や
盛り上げていき方などを書いてもらえたらと思います。

お二人のタイプの生産者さんがいる。

  1. 直売所を盛り上げようとする生産者
  2. とにかく自分の商品を売りたい生産者

この二人のタイプの生産者さんの意識を
どう統一すれば良いか?

どうすれば直売所が盛り上がるか?

と私なりに解釈させていただきました。

その上での考えを今日は
お話しいたします。

ずばり結論から言います。

生産者さんはまず「売りたい」

です。

まず生産者さんは、
ご自身の野菜が売れてなんぼ、
の世界だと思っています。

極端な言い方をすると、

「自分の野菜が売れていないのに
直売所を盛り上げたい」

というのは少しずれている気がします。

ご相談下さった方が気を悪くされたら
大変申し訳ないのですが、

生産者さんにとって
野菜を『売る』のが商売です。

サラリーマンの方が会社へ行って
お給料をもらうのが仕事のように、
野菜を売るのが仕事です。

売れなければ、生活費を稼げませんし
ご飯も食べれません。

売ってなんぼ、の世界です。

まずこれが前提だと思っています。

ちなみに私自身、
大阪の産直店で働いていた時に、

懇意にさせてもらっていた生産者さん、
色々と話をさせてもらっていた方は、
一体どんな方だったか?

振り返ってみると、
ある一定の共通点があります。

それは、

『お店で野菜が売れている』

です。

ひと言でいえば、
意志疎通できていた生産者さんは
お店で野菜が売れていた方です。

野菜を出荷しているのに
思うように売れていなければ、

「お店をよくするために、
○○したいので協力してください」

と言っても聞く耳を持ってもらえない
と思います。

野菜が売れるという

生産者さんにとって望む結果を
得られてこそ、

私の話を聴けるのだと思います。

幸せな人しか他人を幸せにできない

という言葉を聞いた事があります。

「世界を救いたいんです!」
「世界平和を実現したいんです!」

確かに、その通りです。

ただ仮に、

世界を救いたい人の家庭がバラバラ。

家族がうまくいっていない、
パートナーとも毎日喧嘩ばかり、、

だったら、そんな方に
世界を救う事が出来ませんよね。

世界を救う前にまずは
自分の家庭を省みろ、という話になります。

…少し話が脱線しましたが、

農家さんにとって野菜を売る、

これが1番の優先事項

だと思います。

ですので、

お店全体の意識統一を図りたければ
生産者さんの野菜を売る、
ここが通過点。

野菜を売るという実績があって
生産者さんは聞く耳を持ってくれます。

もしくは、それが難しければ、

『売る』という生産者さんのゴールと
お店側のゴールを
同じベクトルに向けることです。

「生産者さんの野菜が売れるように
お店としても○○したいと思っています。
そのためのご協力をお願いします」

という形に持っていくことです。

会社の社長が従業員さんに、

「自分たちの給料は自分で稼げ」

と言っても、ピンと来て
即座に反応する従業員さんは
ほとんどいません。

まずは従業員さんに商品を売る
その喜びを感じさせてあげる。

そのためのレールを敷いてあげる。

これが筋道だと思います。

生産者さんに何かして欲しい、
聴いて欲しい事があれば、

まずは話を聴いてもらえる土台を
つくる必要があります。

そしてその土台となるのが
信頼関係です。

じゃあ、その信頼関係を
どうやって創れば良いか?

「この人の言うとおりにすれば
うまくいく」

「この人は信用できる」

という実感をしてもらう事です。

実感してもらう1番の方法は
直売所であれば、

実際に野菜が売れる結果を
体験させてあげることだと思います。

実感こそ、信頼を築く最大の突破口です。

少し現実的な話になって
受けづらいかもしれませんが、

直売所をよりよくするためにも、
生産者さんにこちらの話を聴いてもらうために、

まずは生産者さんが望む結果、

「野菜が売れる」

ここを体感させてあげること
だと思います。

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