以下の質問を頂きました。
大量生産ではなく、少しの野菜を
販売する方法はどうすれば
いいでしょうか?
この方は、農家さんではありません。
会社員の方です。
休日を利用して約1反程の農地を借りて
野菜をつくられています。
ただご家族で食べるだけでは
消費しきれない野菜の量が増えて来た。
農薬や化学肥料も使っていない。
例えば、この野菜を販売する
良い方法はないのだろうか…?
という疑問です。
無人の野菜自動販売機
育てられた野菜、
しかも農薬や化学肥料も使わず
手塩にかけた野菜。
せっかくなら販売して
お客さまに喜んでもらえたら、
そして少しでもお金に還元されたら
1つの喜びになってきます。
そこで私がお勧めする野菜販売の方法が、
「良心市作戦」
です。
ご存知でしょうか?
良心市という言葉。
私が在住する高知県では、
ご近所のおばちゃんがごく身近に使う
ごく一般的な言葉です。
良心市とは?
簡単にいえば、
『無人販売所』
です。
高知県ではよく見かけ、
私の娘が小学校へ通う通学路にも
良心市が設置されています。
イメージで言うと、こんな感じです。
「この良心市の何が良いのか?」
メリットを挙げてみると
結構優れています。
良心市のメリット
例えば、野菜を販売するのに
ややこしい手続きや組合への申請が不要。
農協の組合員になったり
スーパーの直販コーナーで野菜を売るための
手続きが必要ありません。
手続きゼロで始めれます。
それこそご自宅の前に設置するだけなので
自分のペース、裁量で運営も可能です。
さらにはお客さまの声を直に聴ける。
「あんたのとこの野菜美味しいから
買いに来たわ」
こんな近所のおばちゃんとの会話も
成立します。
逆に、良心市のデメリットは
何か?というと、
販売所をつくる手間でしょうか。
野菜を並べる棚のようなモノを
販売スタート時に設営する必要があります。
まぁ、ここをクリアさえすれば、
後はメリットを享受できるのです。
良心市からスタートした有機農家さんも
私の知り合いには、この良心市から
農家をスタートさせた方もいます。
- 家庭菜園
- 自宅の前で良心市
- 農家(直売所やスーパーでの販売)
このようなステップを踏まれている
有機農家さんもいらっしゃいます。
その農家さんいわく、
「良心市は良かったですよ。
お客さまの声を直接聴けるから
やりがいにもなりますし。
お客さまの声を聴けた、
あれが大きかったと思います」
こう話されています。
自宅の前で野菜を販売する。
購入されるのは、ご近所の皆さん。
すると、自然と会話になるそうです。
「兄ちゃんのとこの野菜美味しいわ。
今日は、人参あるの?」
こんなやり取りが普通に起こり、
その声を聞けることが
モチベーションに直結するそうです。
まずは、郵便ポストを設置する
ご家族で消費しきれないくらいの
野菜をつくられているのなら。
まずは、「良心市」作戦を実施されるのは
いかがでしょうか?
日曜大工で、売場を設置する。
難しい手続きも不要。
自分のペースで出来る。
お客さまの声を直に聴ける。
農家デビューをするキッカケには
かなりお勧めかもしれません。
一部、金銭授受の心配など
地域によってはありますが、
郊外や地方であれば、
強くプッシュしたい野菜販売法です。
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