個人直売所を起ち上げ、売れる、稼げるお店になるための工夫とは?

ある農家さんとご縁をいただきました。

これからご自身がつくったお野菜を
販売するお店を出すということで
お店づくりのサポートにお邪魔してきました。

もしかすると、これを読んで
くださっている方のなかにも、

「今後、自分のお店を出したい」

「小さなお店でもいいので
自分のお店で、自分の野菜を販売したい」

そう考える方もいらっしゃるんじゃないか、

そこで、

農家さんのお店づくり

のポイントについて、お話します。

まず、お店を出す、というと、

「なんかお金がかかりそう」

というイメージが湧きそうですが
ご縁をいただく方々と取り組むのは
極力、経費をかけずにできることです。

お金をかけたほうが見栄えも
完成度も高いものができやすいです。

ただ、何をやるにも始める前から
資金をガツンと放り込むのは、リスクが高い
です。

チラシを撒くにしても、初めは
少量から様子を見る。

「あっ、これイケるな」

と思ったら、資金を突っ込んでいく、
この流れをおすすめします。

どうやって選ばれるか?

「こだわりの野菜を作っているから
お客さまが来てくれる」

わけじゃありません。

勿論、優れた品質の商品を提供することは
最低限、欠かせないことですが
商品の魅力だけで、お客さまを呼ぶのはしんどいです。

『商品+アルファ』

の魅力づくりが必要だと思っています。

例えば、お店や売場の雰囲気づくりも
選ばれる1つのポイントになります。

個人的な印象をいわせていただくと
道の駅や直売所の売場って
平面的で、無機質なイメージが多いです。

野菜を入れるための「番重(ばんじゅう)」
(っていうのかな?)が棚や平台に
ズラーっと並べられている。

野菜売場の番重
これにお野菜を並べる道の駅や直売所が多いです

雰囲気づくりも大切です

それこそ、品揃えが豊富で
価格も周囲と比べて、低めだと
売場やお店づくりの工夫はあまり必要ない、

かもしれません。

しかし、小規模のお店からスタートする、

となったら、先ほどのとおり
商品力だけでお客さまに来店してもらう
って難しいです。

30歳の頃に働いていた産直店がまさにそうで
精肉も、鮮魚も扱っていない。

売場の面積も30坪と小さかった。

「でも、お客さまに来てもらうには?」

試行錯誤を繰り返してました。

そんななか出来上がっていったのは、

お客さまを「○○さん」と呼ぶ
距離感の近い関係だったり、

手作り感満載の販促物(POPやお便りなど)、
売場もそうでした。

何でもいいんです、

強みを打ち出していく

長期的にお店(ご商売)を続けようと思ったら
お客さまに選ばれる理由をつくる
必要があるんです。

先ほどの売場づくりで言えば、

番重の代わりに、ザルやかごを使ってもいい。

ざるや手書きPOPをつかった売場

私がいた産直店のように
手作り感満載の手書きPOPでもいいし
お客さまへのお便りを定期的につくる、でもいいんです。

道の駅・直売所売場
段ボールに書かれた手作り感いっぱいのPOP

他とは違う、
お客さまの印象に残る何か?

をつくっていくことです。

これは、ご商売やお店に限らず
お野菜を販売していくことにも言えると思います。

『商品+アルファ』

選ばれる理由があることで
お客さまにあなたのお野菜のファンになっていただく。

長いお付き合いに繋がっていくと信じています。

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