ご縁をいただく道の駅さんが
2年連続で来客数(入込客数)1位になりました。
高知県内19市町村、24の道の駅のなか
2019年の入込客数でナンバー1に選ばれました。
地元新聞でも取り上げられています。
![来客数1位の道の駅](https://noukaclub.com/wp-content/uploads/2021/06/mitinoeki_rank1-645x1024.jpg)
どうやって1位になったのか?
商品を出荷する生産者側の立場で言えば、
「来客数の多いお店に商品を出したい」
当然の流れですよね。
逆に、販売者側である道の駅に限らず
店舗であれば、
「来店してくれるお客さまが多いほど
売上も上がる」
と思っているわけですよね。
ある意味、どうやって来客数を増やすか?
が、店舗にとっての生命線であり
永遠の課題の1つでもあります。
そんな中、今回ご紹介する道の駅
『ビオスおおがた』さんは、2年連続で
高知県内の道の駅トップになっています。
平成30年(2018年)道の駅来客数 平成31年(2019年)道の駅来客数
取り組んだ3つのこと
こちらの道の駅さんとご縁をいただいたのは
2017年10月のこと。
高知県の農業振興部さんを通じて
お話をいただきました。
そして、まず取り組んだのが、
『売れる売場』づくりです。
これ、今でも憶えているのですが
道の駅を統括する支配人の方が
こうおっしゃったんです。
「ただ商品を並べているのではなく
売りたいものが売れる売場にしたい」
ということで、以下の3つを一緒に設定していきました。
- 一等地の発掘
- おすすめしたい商品
- どうやって販売するか?(プロモーション)
一等地売場とは、ひと言で言うと
そのお店で最も売れる、稼げる売場です。
入口近辺や角地など、どのお店にも
一等地売場は存在します。
売場・商品・販売がセット
次は、その一等地売場で何を売るか?
季節ごとのおすすめ商品を
ピックアップしていきました。
といっても、一等地売場は1つではありません。
お店の中に少なくとも3つは
設定する必要があります。
なぜなら、稼げる売場が増えることで
売上も上がりやすくなるからです。
そして、
- 売場
- 商品
が設定できれば、最後に、
「どうやって売るか?」
販売方法を考えていきます。
分かりやすいところいうと、
- ディスプレイ
- 販促ツール
ここを考えていきます。
![](https://noukaclub.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_8134.jpg)
マスコミからの取材も殺到
売場づくりが慣れてくると
ともに取り組んでいったのが、イベント企画です。
お客さまの興味を引くために
季節ごとにイベントを開催。
例えば、地元の特産品を前面に打ち出した、
- 文旦まつり(高知県特有の柑橘類)
- らっきょう祭り(地元黒潮町の特産品)…ほか
様々なイベントを年間で開催しています。
さらに、そのイベントへの集客をするために
マスコミへのプレスリリースも欠かしません。
「このお店は、何か面白いことをやっている」
マスコミさんにもいい意味で注目していただき
現在では、定期的にテレビや新聞などで
取り上げていただいています。
さらに、それらの話題が県外だけでなく
全国区の番組や雑誌にも広がっています。
![](https://noukaclub.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_8026.jpg)
選ばれるお店を目指す
道の駅さんに限った話でなく
どんなお店や会社のご商売にも当てはまる
と思うのですが、
「あえて行きたくなる」
お店を目指すことが欠かせないと思うのです。
ただ商品を並べて売っているだけでなく、
「あのお店に行けば、何か面白いよな」
「行ってみようかな」
と思ってもらう。
そのためにも、お客さまが飽きない
売場づくりや企画提案が必須になってきます。
特に道の駅は、
「地元の商品を販売」
といった制限も多いので
同じ売場や提案になる事が多いです。
そこを打破するために何ができるのか?
お客さまに楽しんでいただくには?
この辺りを現場の方々が考えていくことが
選ばれるお店になるポイントだと感じています。
選ばれるお店の秘密
なお今回ご紹介した道の駅「ビオスおおがた」
支配人の土居さんにインタビューさせていただきました。
「売れる売場をどうやって実現させたのか?」
動画のなかからヒントを発見してください。
「”売りたい”ものが売れる売場に…」1年間で800万円アップ
※クリックするとYoutube動画が表示されます