「市場などへの出荷を無くし
個人販売を増やしたいです」
というお話を農家さんから
お伺いする機会が増えました。
市場(いちば)への出荷。
農協さんへの依存から脱却し
自分で直接販売できるお客さまを持ちたい。
と考えられている農家さんは
凄く多いと思います。
市場販売=下請
自分のお客さまを持つ。
これは、言い方を換えると、
「下請け」からの脱却、
とも言えると思います。
要は、自分でコントロールできる状態になる。
下請けをしていると、
- タイミング
- 価格
- スケジュール
すべて相手任せだと思います。
どんなタイミングで注文が入るのか?
解らないし、
価格もほぼ相手任せ。
忙しくない時期に話が来ると良いけど
そうとは限らない。
すべて相手次第。
そう、こちらで100%コントロールできない
状態です。
これだとしんどいはずです。
では、その市場出荷(下請け)から脱却し
目指す個人販売とは…
一体どんなものなのか?
少し整理してみます。
個人販売のメリット
まずは、個人販売の良いところ
メリットから見ていきましょう。
1番は、先程も言ったように、全てを自分でコントロールできる事。
メリット1:販売をコントロールできる
ここに尽きると思います。
野菜の値段も自分で決めれるし、
自分のペースで販売が可能です。
市場に出していたら、
値段は向こう任せ。
いくらになるのか?
解りません。
しかし、個人販売になれば、
「今年は収量が少ないから
これは、○○○円にしよう」
と自分で値段を決めれます。
そして、続いて2つ目のメリットが、
メリット2:直接販売できる
もし仮に天候の影響で
一気に終了が増えた場合、
「一気に収穫量が増えました。
その分、特別価格でのご提供になります
いかがでしょうか?」
こちらからお客さまへ直接販売が可能です。
これも個人販売の大きなメリットです。
そして最後、3つ目のメリットは、
メリット3:売上を想定できる
個人的にはこれは大きなポイントだと
思っています。
要は、売上の目安を立てる事ができる点です。
市場出荷に頼っていると
価格がいくらになるのか?
が解らないので、
売上金額がどれ位になるのか?
読みづらいと思います。
その点、個人販売になれば、
- どれ位の量を
- いくらで?
- どう販売するか?
を全て自分で決定する事が可能です。
ある意味、視方を換えれば
自分で全てを決めなきゃいけない、
というマイナスにも取れなくないですが、
やり方次第では、大きなメリットになります。
では逆に、今少し話が出ましたが
個人販売のマイナス面、
デメリットは何なのか?
良い面だけでなく、プラスには取れない
部分もいくつか存在します。
個人販売のデメリットについて、
次回お話ししていきます。
ではもう一度最後にまとめます。
市場に依存した出荷ではなく、
個人販売のメリットは何か?
1:販売をコントロールできる
2:お客さまへ直接販売できる
3:売上を想定できる
大きなポイントはこの3つになります。
では次回は個人販売のデメリットについて
みていきます。
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