売れる野菜の売り方。これを創ればあなたの野菜も売れる

今回のテーマは、
「野菜を売りたければコンセプトを創れ」です。

はっきり言ってコンセプトがあるのと
無いのとでは、野菜の売れ行きは
180度一変します。

今まで売れなかった野菜が
コンセプトを付けることで
お店でお客さまの視線を釘づけ。

あなたの野菜が一番に完売してしまう。

なんて事が普通に起こります。

野菜販売にコンセプトは必須なのです。

お客さまが食い付く野菜

講義をしている農業大学校の
「生徒がつくった野菜を販売したい」
というお店さんがあります。

「(生徒の野菜を)販売してもらえるのですか?」

ご迷惑になるのでは…
と思い質問してみると

「いえ、こちらこそ、ぜひお願いしたいです」
とのご返答。

その理由をお伺していみると
お店にとっても刺激のある
ネタ作りになるらしいのです。

ちょっと想像してもらえますか

例えば、近所のスーパーさんの売場に、

『農業大学校の生徒がつくった野菜』

と書かれたPOPが野菜と一緒に並んでいたら
お客さまはどんな印象を受けるでしょう?

私がお客だったら、恐らく
興味津々に売場をのぞくと思います。

「○○産キャベツ」
「○○さんレタス」

として従来販売されているなかに、

『農業大学校の生徒がつくった野菜』

というコーナーが売場にあれば、
お客さまとしては食い付きたくなる
ネタのはずです。

そう、お店さんの狙いはここにあります。

どこのお店も他店とは違うネタ
売場や販売方法を行いたいと
常日頃から知恵をしぼっています。

ですので、ある意味、
農業大学校の生徒がつくった野菜というのは
飛び付きたくなる商材なのかもしれません。

農家さんにとって販売UPのヒント

では、この話を逆の視点からみると
ある発見があります。

農家さんの視点でみましょう。

仮にあなたが

「近所のスーパーさんや産直店で
野菜を販売したい」

「どうすれば扱ってもらえるのかな?」

と考えているとします。

その時に今回の農大生の野菜販売の話が
1つのヒントになります。

要は、

『コンセプトを創れ』

という事です。

コンセプトがあれば、お店側も
あなたの野菜を気に入って
扱ってくれる可能性が生まれるわけです。

ちなみにコンセプトとは何か?

簡単に言えば、

『ネーミング』

です。

「あなたの野菜はどんな野菜なのか?」

を紹介する名前のようなものです。

『野菜1日これ1本』

もしかすると、あなたも
目にした事があるのではないでしょうか?

ある野菜ジュースのパッケージに記載された
コンセプトです。

非常に優れたコンセプトです。

なぜ、優れているのか?

例えば、
「野菜ジュースを新発売しました!」
スーパーに並べて売れるでしょうか?

お客さまは手に取って
買い物カゴに入れてくれるでしょうか?

恐らく答えはNOだと思います。

野菜ジュースと言えば、
スーパーさんの店頭に並ぶだけでも
5~6種類あると思います。

売場に並ばない商品も含めれば
十数種類にのぼるはずです。

そんな数ある野菜ジュースの中で
目立つには?

お客さまに手に取ってもらうには?

『コンセプト』が必要なのです。

売れるコンセプトの創り方

では一体どうやってコンセプトを
創れば良いのか?

方法は様々ありますが
今回はそのヒントの1つをお伝えします。

ずばり、

「新しい『カテゴリー』をつくる」です。

例えば、「とれたて野菜」という言葉、
あなたも耳にされた事があるんじゃないか?
と思います。

そう、これも1つのコンセプトですが
既に多くのお店や生産者さんが使用しています。

使い古されています。

これではお客さまは
振り向いてくれません。

あなたの商品に付けても
買ってくれません。

他の農家さんがまだ使っていない
新しいコンセプトを創る必要があるのです。

例えば、

『ノギャルの朝摘みいちご』

という商品がスーパーで
売られていたとしたら…どうでしょう?

  1. 香川県産 朝摘みいちご
  2. ノギャルの朝摘みいちご

どっちのいちごに興味を魅かれますか?

ちなみに私は知らなかったのですが
ギャル農業というコンセプトが
以前にあったそうですね(今もかもしれませんが)。

或いは冒頭の

『農大生がつくったキャベツ』

というだけで他の高知県産キャベツより
少しは興味が湧く気がしませんか?

野菜が売れる売れないは、
コンセプトによる影響力が大きく物を言います。

直売所や道の駅で野菜を販売するにしても
ただ「キャベツ」として売るだけだと
他と一緒です。

価格競争へまっしぐらです。

「大阪から高知へ移住した
元公務員夫婦がつくったキャベツです」

とPOPに書いて販売すると
普通の在り来たりなキャベツではなくなります。

お客さまに視線を奪う事ができます。

ぜひ、あなたのお野菜にもコンセプトを
付けてあげてください。

コンセプトがあるのか?
無いのか?

で販売量は雲泥の差です。

まずは軽いノリのつもりで
創ってみてはいかがでしょうか?

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しかし、まだまだ多くの販売者がその違いに気がついていません。
そこで今回あなたには売上に『直結』するPOPの書き方を無料で公開します。


2 件のコメント

    • コメントをいただき、ありがとうございます。

      「野菜をつくるよりも、売る方がもっと大変…」
      まさに現場の方が感じる
      正直なご感想だと思います。

      私は野菜をつくった事がありませんが
      まさに同感です。

      「ここの販売所は、ちょっと変わってる!」

      お客さまが楽しみに感じられるような
      アイデアや工夫をさまざま試されてみてくださいね。

      応援しています。

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