前回につづいて
メルマガご購読者さんからの
ご相談にお答えしていきます。
今回、メッセージをくださったのは
ある地方の県産野菜をスーパーへ仲介する
お仕事をされている方からです。
いただきましたメッセージはこちらです。
野菜の仲介(卸)販売のご相談
いつもメールセミナーを楽しみにさせていただいております。
この度、農産物直売所を全国展開する会社の関西圏のスーパー内の直売所コーナーへ、○○県産の野菜を仲介する事業を始めました。
売り場が○○県産のみならず、他県産も含めて展開されるため、スーパーの野菜売り場のみならず、直売所コーナー内でも他県産と競合することとなります。
お客様に鳥取県産を選んでいただくために、POPの存在が重要では?と考えております。
ブロッコリーなど味の違いが分かりにくい商品などは、生産者をアピールするのが良いのではないか?と思いますが、売り場内で多品種を展開する場合、バラバラの生産者をアピールするよりも、産地で統一するほうがすっきりするのでは?
と思案しております。
お客様に思わず足を止めて頂けるような、POPを作成したいと思っております。
メルマガ読者さん
どうぞアドバイスのほどよろしくお願いいたします。
臼井からの回答
たしかに他県との違いをだすための
施策が必要になってきますね。
そのためにもPOPは欠かせないツールになりますね。
> ブロッコリーなど味の違いが分かりにくい商品などは生産者をアピ
> ールするのが良いのではないか?と思いますが、売り場内で多品種
> を展開する場合、バラバラの生産者をアピールするよりも、産地で
> 統一するほうがすっきりするのでは?
> と思案しております。
なるほどですね、
○○さまのおっしゃられる
産地というのは、○○県内での
生産地ということでよろしいでしょうか?
(※プライバシーの関係で、お名前や地域を伏せています)
お店にいらっしゃるお客さまが
- 産地
- 生産者
- あるいは、他の情報、、
どこに興味を持たれるか?
なにを知りたいと思うか?
がポイントになってきますよね。
もしも産地を伝えられる場合は、
例えば、
「○○市は赤土の土壌が多く
土もの野菜が美味しいと地元でも評判です、、、」
といった形で、その土地の特徴もご一緒に
伝えられることで、お客さまに親近感を
感じていただけるかもしれませんね。
あとは、直売コーナーというと
やはり「生産者からの直送」を
イメージされるお客さまも多いかと思います。
お客さまの知りたいこと
私も大阪の産直店で働いていましたが、
- 生産者さんの存在感
- なつかしさ
- 田舎くささ
- 土臭さ
といった部分を求めて
購入くださっていたお客さまが
多かったように感じますね。
いずれにせよ、これからが
○○さま、楽しみですね。
応援しています!
↑ここまでが返信したメッセージです
個人的に感じるのは
こちらのご相談者さんも書かれて
いらっしゃるように、
○○県を1つの商品にする
のも面白い気がします。
今回であれば、
○○県産の野菜をまとめて
スーパーさんへ卸販売するわけですよね。
ですので、例えば、
『高知県=生姜生産量日本一』
といったイメージを伝えていく。
なにも日本一の情報だけでなくても、
「実は、○○県は○○(商品)が
有名なところなんですよ。
その理由は、、、」
みたいな感じで、お客さまの知らない
情報や知識を伝えていく。
知らないことを知ると、
興味が湧いて、もっと知りたくなる。
これは人間がもつ本能
の1つです。
地域をまるごと1つの商品として捉える。
地域をまるごと売っていく。
観光の考え方がまさに
こんな感じだと思うのですが、
地域野菜を販売するときも同じ考え方で
良いように思います。
何か参考になれば、幸いです。