数字のトリック、切り売り販売で収益アップを狙う

稼ぐ農家さんの共通点、
今日のテーマは、

『切り売り販売』

です。

今日話す内容を実践する事で、収益アップを起こせます。
同じ品目を扱っていても、『切り売り販売』を意識すれば、売上は上がります。
出荷量を増やすことなく収益アップを起こせるワザです。

ではみていきましょう

量を減らして販売数アップ

少子化。
核家族化によって、量はいらなくなった。

「少量でいいので美味しいのが欲しい」

今では当たり前のように聞くお客さまの声の1つです。
勿論これは、直売所で販売する農産物も当てはまります。

販売野菜の少量化を図ることで、販売数が伸びる、
ごく普通に起こります。

しかもこの少量化のメリットは、1袋当たりの量を減らして販売数を増やす、
だけでなく、収益アップにもつながるという点です。

一体どういう事か?
みていきましょう。

格安なのに売れないカボチャ

これは私が30歳の頃働いていた産直店での話です。

高知県の農家さん100人以上の方からお野菜を送ってもらっていました。
その中のお一人にかぼちゃを栽培されている方がいらっしゃったんですね。

っで、その方の性格なのか?
結構いつも野菜を素材のまま出荷される。
袋詰めにも、あまりこだわる事なく販売されていたんです。

例えば、その中の1つ、
かぼちゃは、顕著でした。

ほんとラグビーボール以上の大きさ、
重さにして、どれ位でしょう…?
5キロ近くあったんじゃないかと思います。

そんなかぼちゃにバーコードを貼られて、400円とかで出荷されるわけです。

確かに、その大きさからいえば、400円というのは安いんです。
格安の値段です。
ただ、お客さまは手を出しませんでした。

売れませんでした。
あまりの大きさから、安いのは解っていても手を出しづらかったんです。

…でね、どうしたか?

そう、切り売りです。

切り売りで収益アップ

そのまま1玉売りしていても売れないので、お店側で加工する事になりました。

加工といっても、切り売りです。
4分の1にして販売するだけです。
お店のバックヤードに持って行って、包丁でカット。

そして、ここからがポイントなのですが、
1玉400円で農家さんがバーコードを貼っていた価格。

4分の1にカットしたので、

  • 400円÷4=100円

通常なら、そうなりますが、
そうはせずに、

1袋128円とか、大きさによっては150円のバーコードを貼って販売していました。
そして当然のように、売れていきました。

  • 400円を1玉売りすれば、売上=400円
  • 400円を4等分し、1袋150円で売れば、売上=600円

収益面でみれば、大きな差ですよね?

販売者側の経験から言わせてもらえば、
お客さまにしても、そんなに大きなカボチャは要らないのです。

「多少高くなっても良いから、適量の商品が欲しい」

そう思っています。
結果、通常なら1袋100円で売る計算が、150円に値段を上げても売れるのです。
ある意味、

数字のトリックです。

個人的な意見になりますが、
農家さんは、細かい部分に手を入れられるのを嫌がられます。
お忙しいからだと思うのですが、あまり細かい部分の手間を入れない。
カボチャだったら切って売るより、そのまま玉で売ってしまう。

年配の農家さんほど、よくある傾向です。

ただ直売所へお野菜を出荷し、収益を上げる。
ここを狙うなら、他の農家さんがやっていない事をやる。

鉄則だと思います。
農産物販売に限らず、どんなビジネスにも当てはまると思います。

素材のまま売るのではなく、ちょっとひと手間をかける。
お客さまが望むことを代わりにやってあげる。
手間をなくしてあげる。

そういった工夫が収益アップにつながります。
もしかしたら、何十円の収益アップかもしれません。
しかし、その積み重ねだと思います。

今回はカボチャを例に挙げましたが、他の農産物にも当てはまる話です。
特に、

  1. 少量化
  2. 手間の削減

この辺りはお客さまに価値を感じてもらいやすい、
実際の売上に直結してきますので、ぜひ取り入れてみて下さい。

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