直売所の野菜に消費者が求める情報とは?

あなたのお野菜を購入しようと
道の駅や直売所にやって来るお客さまは

一体、どんな情報を欲しがっているのか?

野菜を買う際に、どんな情報を見て、
「買う」「買わない」を
判断しているのか?

これが解れば、農家さんにとっては
大きなプラスになる。

購入の後押しになる気がしませんか?

例えば、あなたがアレルギー体質が
あるとします。

小麦を食べると体に良くない。

当然、商品を買う時には、

「原料に小麦が入っているか?」

商品パッケージから原材料表記から
確認しますよね。

そこに、

「この商品の原料には、
小麦が使用されていません」

と書かれていれば、
安心して購入出来ると思うんです。

逆になんにも書かれていなければ、
どうなるか?

恐らく購入には至らないと思います。

お客さまの求める情報が一切解らなければ、
その時点で「買う」「買わない」の
選択肢から外れてしまう可能性は高いです。

当たり前といっては当たり前過ぎる
事実なんですが…

実はこの話、直売所や道の駅で売られる
農産物にも当てはまるんじゃないでしょうか。

ある興味深いデータ

2013年に日本政策金融公庫さんが
日本全国の消費者、約1,000人に実施した
アンケート調査があります。

その中の項目の1つに、

「商品や売場に記載して欲しい
情報は何ですか?」

という質問がありました。

要は、お客さまがその商品について
何を知りたがっているのか?

という質問です。

結果の1位は、何だったか?というと…

料理方法:30.1%

でした。

「その野菜を使って、どんな料理ができるのか?」

まぁ、ベタといえばベタな情報ですが
お客さまは求めているそうです。

以下の回答を見ていくと、

  • 料理方法:30.1%
  • 鮮度情報(出荷日など):28.2%
  • 農薬・肥料の使用量:22.6%
  • 味など商品の魅力:18.6%
  • 生産地:17.0%
  • 農家のこだわり:15.9%
  • 生産者(氏名・住所・連絡先):12.2%
  • 栽培方法:10.8%
  • 売れ筋ランキング:10.1%…

といった感じでつづきます。

伝えれば売れる情報

この消費者の回答結果を見て
中でも注目したいのが、

農家さんが伝えられる情報が
意外とたくさんある事です。

例えば、鮮度情報(出荷日)や生産地、
生産者名は既にバーコードシールに
記載されているので、省くとして。

例えば、農薬や肥料の使用量。

これって、農家さんであれば、
把握されている情報だと思うんです。

「どの農薬を●●ml使っているか?」

という細かい情報じゃなくて
例えば、

「何回使っているか?」

とか解ると思うんです。

ただその農薬回数を伝えるだけだと
変な誤解をお客さまに招きかねません。

情報の伝え方のコツ

ちょっと細かい話になりますが
例えば、あなたがピーマンに農薬を3回
使われていたとします。

「このピーマンには農薬を3回使っています」

とPOPに書いて売場に置いたときに、
お客さまはどう思うのか?

「えっ、3回も使ってるの!」

もしかすると、こんな衝撃の反応を
とられるかもしれません。

農業の知識がないばかりに
情報がマイナスに働く結果ですよね。

なので、情報を伝える際には、
素人の方でも解るように、

「通常ピーマンの農薬使用回数は、
県の規定だと6回となっているけど
うちのは、半分の3回しか使っていません」

と少し情報を添えるだけで
また印象はガラッと違ってきます。

「県の規定がなんちゃら…とか
そんなの調べて、いちいち書くのは面倒だ」

「変な誤解を招くくらいだったら
何にも伝えない方がまし」

と思われるかもしれません。

ただ今のまま何もしなかったら、
他の農家さんと同じ事をしているだけだと
そこから得られる結果も今と同じです。

得られるのは平均の結果だと思います。

そうじゃなく多少、新しい何かをする事への
不安みたいなのがあっても、
トライしてみる。

この意識がけが新たな結果を生み出す
ブレイクスルーを起こすのだと思います。

…話が少しそれましたが、

お客さまが直売所や道の駅で販売される
野菜に求める情報は存在します。

そしてその情報を伝えてあげる事で
今より売れる可能性があるという事です。

今回の日本政策金融公庫さんの
アンケート結果は、ちょとしたヒントに
なると思います。

料理方法を伝えるにしても
ただそのまま伝えるだと平凡で終わってしまいます。

他の農家さんと同じになってしまいます。

ちょっとした仕掛けをすることで
伝わり方は一変します。

その辺りもまたお伝えしますので
楽しみにしておいて下さい。

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