出荷した野菜が売れ残る理由

「販売するのは、お店側の役目」

とか思っていませんか?

そんな事を思っていたら益々売れません。

販売者側が何もしてくれないのなら
こちらから工夫することです。

ここが入口です。

180度受け取る感情は違う

朝1番に直売所や道の駅へ
野菜を出荷する。

夕方、お店の近くへ行ったついでに
寄ってみると、売れ残りが。。

店員さんに声をかけて持って帰る。

…一方、

夕方寄ったお店の売場を見ると
朝出荷した野菜が全く残っていない。

棚をひと通り見ても、
自分のバーコードが付いた野菜が
一切残っていない。

全て売り切れている。

前者の売れ残りを持って帰るとき。

売場を見たら一切残っていない。
完売と解ったとき。

受け取る感情的には180度違うと思うんです。

農家経験がゼロ

自分で野菜を作って販売した経験は
ありません。

ただ、冒頭の話とよく似た
経験をした事があります。

大阪の産直店で働いていた時の事です。

週に3日(火・木・土曜)、
トラック便で大量の野菜が
農協さん経由で届いていました。

朝10時の開店前に全ての野菜を
売場に並べ切ります。

っで、お昼正午前。

夕方16時過ぎ。

お客さまの来店ピークを迎える前に
売場を整理するんです。

お客さまが買い物をしやすいように
コンテナに並べた野菜を
綺麗に陳列し直すんです。

その時に感じる感情って、

日によって様々でした。

お店は19時に閉店なのに
16時の時点で売場にまだ
たっぷりの野菜が残っている。

それを見たときの気持ち…

「ふぅ、どうやって売ろう…」

ちょっと憂鬱な気持ちになっていました。

逆に、16時の時点で売場の野菜が
朝の4分の1くらいしか残っていない。

「もうちょっとで売り切れる」

かなり気分的には晴れやかというか
胸はスッキリとしていました。

販売の軸となったのは?

自分が育てた野菜を売るのと
農家さんの野菜を売らせてもらう立場。

感じるプレッシャーや気持ち的には
雲泥の差があると思います。

ただ、その売れ残っている時に感じる
あの嫌な気持ちは、少しなりとも
理解しているつもりです。

やっぱりお店も毎日売場が
空っぽになって、翌日には
また新鮮な野菜が並ぶ。

そのような状態に近づけたいと
毎日思っていました。

そこで日々、野菜を売り切るために
様々な試行錯誤をしていたわけですが。

その中で販売をする上で
最も大きな『軸』となったのが

「ただ並べているだけでは売れない」

という事です。

ライバルと違う結果を出す

何十人、何百人という生産者さんが
野菜を送って下さっていました。

ナス1つをとっても
何十人の生産者さんが栽培をし
お店に出荷してくださっていました。

そんな大量のナスが並ぶなか、

もし仮に、ある特定の生産者さんの
ナスを売りたいと思った時に、
お店のナス売場に陳列するだけでは
当然ながら売れません。

特に、その特定の生産者さんのナスが
他の農家さんよりも
価格的に高い場合。

他の農家さんが5本入り120円で
売っているところを
5本入りで250円の価格が付いている、

なんて事もザラにありました。

  1. 120円(5本入り)
  2. 250円(5本入り)

見た目も量もほぼ同じ条件であれば
お客さまが買うのは、

安い方です。

価格の安い商品から売れていきました。

何もしなければ、250円のナスは
そのまま売場に放置の状態でした。

だから他より高いナスを販売するために様々な手を売っていきました。

そうなんです、

ただ売場に並べるだけでは
売れないんです。

他の農家さんより、

  • こだわって栽培されていて
  • 価格も少しでも高く売りたい

のなら他の方と同じ売り方では
売れません。

お客さまに選んでもらえません。

まずはここがスタートです。

他と同じ売り方をしている限り
選んでもらえない。

他の農家さんより少しでも
値段を高く売りたい。

少しでも量を多く売りたいのなら、

他とは違う販売法をする必要があります。

すっごい当たり前の話に聴こえますが
直売所や道の駅をみると
意外と実践できていない部分です。

「販売するのは、お店側の役目」

とか思っていたら益々売れません。

販売者側が何もしてくれないのなら
こちらから工夫することです。

まずは、他の農家さんと違う販売法をする。

ここが入口です。

どんな販売ができそうでしょうか?

まずはアイデア出しからです。

既に5,000社以上が購読中
「手書きPOP7つの極意」

POPにも様々な種類ややり方がありますが、最大の肝は、

1:POPを『見て』もらう事
2:POPを見て『行動』してもらう事

は別ということです。
お客さまに行動(購入)してもらうには全く別の仕掛けが必要なのです。

しかし、まだまだ多くの販売者がその違いに気がついていません。
そこで今回あなたには売上に『直結』するPOPの書き方を無料で公開します。


2 件のコメント

    • 渡部さま、ずいぶんご返信が遅くなり申し訳ありません。臼井です。
      何かお役に立てれば、私としても幸いです。
      お言葉をありがとうございますね。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です