直売所や道の駅で野菜を
購入してもらうには、3ステップが存在します。
これは野菜に限らず
どんな商品やサービスであっても
該当します。
どんな業種であっても
商売をするうえで本質的な部分。
表面上のテクニックは旬が過ぎれば
一瞬で効果を失いますが、
この3ステップは普遍的な威力を発揮します。
顧客3段階心理
どんな商品であっても
この3つのステップを無視できません。
- 目を留めてもらう
- 信頼してもらう
- 行動してもらう
この3つです。
お客さまに視点を向けてみると
理解しやすいです。
基本、お客さまは、
- あなたの商品に目を留めてくれない
- あなた(お店)の言う事を信用してくれない
- あなたの商品を購入してくれない
と言い換えることができると
思います。
例えば、直売所や道の駅には
たくさんの野菜が並んでいます。
今年は例外で価格の高騰もあり
売場自体に並ぶ野菜が少ないです。
しかし従来であれば、
直売所の売場には溢れんばかりの
商品が並んでいます。
キャベツだけでも数十名の生産者さんの
野菜が並んでいる。
夏場であればもっと顕著で…
ナス、おくら、きゅうり、、、
もうお店で売り切れないくらいの量の
野菜が並ぶと思います。
勿論あなただけの野菜ではなく
他の農家さんの野菜が売場の
同じ棚に並ぶわけです。
そこでお客さまがあなたの野菜に
目を留めてくれるのか?
…
ハードルが高いです。
何十人もの農家さんが
あなたと同じ野菜を出荷されていたら
お客さまはそちらを見る、
あなたの野菜は売場に置き去り…
という可能性も大いに考えられます。
そこで常に意識して欲しいのは、
お客さまは
「100%、自分の野菜に目を留めない」
です。
100%自分の野菜に目を留めてくれない
お客さまに目を留めてもらうには
どうすれば良いか?
絶対に気づいてくれないお客さまに
自分の野菜を気づいてもらうには
何をすれば良いか?
1点集中で考えまくるのです。
例えば、100%気づいてくれない
お客さまの目を留めるために…
他の生産者さんとは違う
野菜パッケージにする。
これも1つのアイデアです。
大阪の産直店時代、生産者さんのお一人に、
金色のバックシーリングテープで
防曇袋の封をしている方がいらっしゃいました。
異業種から就農された30代の若手農家さんでした。
金色のテープにしたから売上が倍になる
と言い切りませんが、
物凄い柔軟な取り組みだな、
と感心させてもらったのを忘れません。
少しずれますが、
そもそも正解なんていうのは
やってみないと解りません。
「これって、やった方が良いですか?」
質問される方がいらっしゃいますが
良いとおもったのなら、
何かアイデアが降ってきたのなら、
とりあえず実践してみることです。
やる前から成否を判断するのは
愚の骨頂です。
口だけ批評家のすることです。
というわけで、今日の話をまとめます。
どんな商品であっても
販売を成功させるには3ステップが存在します。
- 目を留めてもらう
- 信頼してもらう
- 行動してもらう
この3ステップです。
裏を返せば、お客さまは、
- あなたの商品に目を留めてくれない
- あなた(お店)の言う事を信用してくれない
- あなたの商品を購入してくれない
この3つの段階を経て
商品購入へたどり着くのです。
まずはステップ1、
「100%気づいてくれないお客さまに
あなたの商品に目を留めてもらうには
どうすれば良いのか?」
全力で知恵を振り絞ってください。
そして「これいいかも?」
とアイデアが閃いたなら即実行です。
時間とともにモチベーションは急落します。
何もしない・ただ出荷するだけの
先に待っているのは、
『価格競争』
です。
ぜひ、知恵を振り絞ってください。
どんな事をすれば
100%気づいてくれないお客さまは
あなたの商品に気づいてくれるのか…?
これが直売所や道の駅で
他より稼ぐ農家さんになるための
第1ステップです。
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