直売所や道の駅で野菜を
買ってもらう為に必要不可欠なこと、
それは、
『伝えること』
です。
伝える事なしに商品は売れません。
今売れいていても、
いつかは価格競争に巻き込まれます。
見た目の同じ野菜が並んでいて
量もほぼ同じ。
その時お客さまが野菜を選ぶ基準は、
「価格」
になってしまいます。
ある意味、伝える事は
価格以外の要素で選ばれるための
方法でもあります。
ちょっと変わった販売法
先日、家族で買い物へ行った直売所で
ちょっと変わった野菜を発見しました。
それがこちらです。
生食用カボチャ コリンキー
スライスしてサラダや酢の物で
おいしく食べれます。
売場を通り過ぎた後、
「あれっ?今のなに?」
とバックで戻ってしまいました。
メッセージ内容云々じゃなく
思わず、度肝を抜かれた販売法でした。
私も仕事柄、様々な直売所を
訪問させてもらいます。
しかしこのような販売法をした
野菜を見たのは初めてです。
それくらいインパクトがありました。
『THE 伝え方』
と言えるくらい
個性的なメッセージの伝え方だと思います。
直売所で必須の販売法
野菜の袋にタグ(小さな紙)を
同梱する事を推奨しているのですが、
その手間を最小限に削減した
方法と言えるかもしれません。
同時に、
『個性的』
これは直売所での販売に
必須の要素です。
何十人、何百人もの農家さんが
野菜を出荷されている。
当然、同じ品種の野菜も並びますし
同じ量で、同じ価格で販売もされています。
冒頭でお伝えしたように
その中からお客さまは、
「どれを買おうか?」
選択するわけです。
個性的であれば、
選ばれる可能性が高まるのは
言うまでもありません。
「ちょっと変わってるな」
と、まずはお客さまに思ってもらう。
これが
直売所での販売の入口
です。
仮にこの写真のようなカボチャが
2つ直売所の売場に並んでいて、
1つは、何も書かれていない。
もう1つは、このような
メッセージが袋に書かれている。
カボチャの見た目や大きさ、
価格がほぼ同じだとしたら、
あなたがお客さまなら、
どちらを選びますか?
野菜販売に必須の伝え方3つのヒント
野菜を売る上での伝え方にも
押さえた方が良いポイントがあります。
1:モノより人
2:お客さまのメリット
3:あなたらしさ
この3つをお客さまに感じさせる
メッセージが書ければ、最高です。
簡単に説明します。
1:モノより人
商品の特徴ではなく、
その野菜に関わる人を伝える
という事です。
今のお客さまは情報過多の時代に
生きています。
在り来たりな情報には飽き飽きしています。
商品の特徴を伝えるだけでは
見向きもされません。
生産者であるあなた、
あなたのご家族、
販売者である店員さん
どなたでも良いので情報に
人を加味することがポイントです。
2:お客さまのメリット
これは解りやすいと思います。
お客さまが知りたい情報、
それは、自分が
「得する」
情報です。
その商品を買うと、お客さまにとって
どんな良い事があるのか?
伝えてあげましょう。
3:あなたらしさ
全ての情報発信に必要不可欠なのが、
この「あなたらしさ」です。
いくら商品メリットを伝えたところで
それが他の農家さんも伝えている。
在り来たりな情報であれば、
誰の心にも響きません。
読んでも右から左へスルーです。
在り来たりなメッセージにならない為の
ヒント、それが、
『あなたらしさ』
を出す事です。
ここは話し出すと半日のセミナーが
出来る内容ですので、
またの機会をつくって別途お伝えします。
伝えないと選ばれない
野菜は、様々な場所で
お客さまが購入できる商品です。
伝えなければ、選ばれません。
価格を他より安くするなど
価格的メリットを生み出さないと
売れなくなってしまいます。
直売所や道の駅で野菜を売るときには
とにかく伝えましょう。
「伝えろ」
と言われても慣れるまでは
難しいと思います。
とにかく初めは、あなたらしさを
感じさせるメッセージを伝える。
ここを意識すると良いと思います。
「なぜ、その野菜を栽培しようと思ったのか?」
あなたの言葉で伝えられてみては
いかがでしょうか?
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