大阪の産直店で何百人の農家さんと
やり取りをしていて分かったことがあります。
それは、
『稼ぐ農家さんには一定の共通点がある』
という事です。
意図してなのか?
自然となのか?
は解りませんが、いわゆる
売れる農家さんがやっている事は
ほぼ共通しています。
野菜の魅せ方、販売法、
ほぼすべてにおいて一定の
共通点があることが判明しました。
今回は、
『直売所や道の駅で稼ぐ農家になるために
知らないと損する販売3ステップ』
としてご紹介しています。
これまで、
とお伝えしてきました。
今回はステップ3、
お客さまに『行動』してもらう、です。
以前からお伝えしているように
お客さまは100%行動してくれません。
例えばあなたが電器屋さんへ行った時の事を
思い出して頂きたいのですが。
洗濯機を探しに行った。
売場を一通り見た。
店員さんが近寄ってきて
一通り説明をしてくださった。
あなたも何となく目ぼしい商品が見つかった。
店員さんもすかさず、
「今ならこれくらいの価格で提供できますよ」
押しのひとことが入った。
そこであなたが店員さんに
どんな言葉を発するか?
「考えてまた来させてもらいます」
とか言いませんか?
言った事ないですか?
…そう、お客さまは行動してくれないのです。
財布をなかなか開いてくれないのです。
では、これまでの3ステップを踏んで
お客さまが、
- あなたの商品に目を留め、
- あなたのお勧めを信用してくれた
そんなお客さまに行動してもらうには
どうすれば良いか?
様々なやり方がありますが、
例えば、
『理由』
をつくってあげる
というのも1つの方法です。
買おうか、どうしようか迷っている
お客さまに購入をあと押する理由
示してあげるのです。
例えば、パッケージもそう。
野菜を防曇袋に袋詰めする際に
(例えば「○○農園」と書かれた)小さな1枚の紙を
同梱するだけで売れやすくなる、
という話は再三ここでもしています。
実はこの紙を入れる効果は
お客さまの目を留めやすくするだけでなく
他にも大きな威力を発揮するのです。
例えば、
「○○農園」
と書かれた小さな紙が入った
野菜を見つけたお客さまはそこで
どう感じるのか?
「丁寧に野菜を扱われているな」
「大事に野菜を作られている方なんだろうな」
「きっと丁寧に野菜を栽培されているに違いない」
そんな風に思うはずです。
いわば、
売られている野菜の姿を見て
生産者さんの人柄を判断しているのです。
さらにもっと言えば、
そこで感じる人柄を通して、
「この人は手をかけて栽培をされている」
っと、そんな事まで
想像を膨らませているのです。
勿論全員のお客さまがそうとは言いませんが
そういうお客さまがいるのは事実です。
産直店で働いているときに
お客さまとやり取りする中で判明した現実です。
ここから何を学べばいいか?
野菜の袋詰めに手をかける。
「○○農園」
「旦那と喧嘩しながら毎日育てています」
たった一言で良いので小さな紙1枚を
入れることで、
あなたの野菜を買った方が良い
『理由』になるという事です。
何十人もの農家さんがつくった
野菜が並ぶなか、あなたの野菜を選んでもらう
大きな決め手となるのです。
あなたが買ってもらう相手は
100%行動してくれないお客さまです。
そのお客さまに野菜を手に取ってもらい
買い物かごに入れて
レジまで行ってもらうには、
「あなたの野菜を買う理由をつくってあげる」
その具体的な方法の1つが、
小さな1枚の紙を入れる事です。
何もしなければ
売場で最安値の野菜から売れていきます。
価格で勝負したくない、
と思われているのであれば
あなたの野菜を選ぶ理由を示してあげてください。
たった1枚の紙が
売れる、売れないの結果を大きく
変えるかもしれません。
以上、ここまで
「直売所や道の駅で稼ぐ農家になるために
知らないと損する販売3ステップ」
をお伝えいたしました。
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