直売所や道の駅の現場でよく耳にするのが、
「もっと売場を良くしたい」「何をすれば成果につながるのか分からない」
という声です。
そこで今回、栃木県道の駅連絡協議会さま主催の研修で扱った
客足の絶えない道の駅がやっている3つの仕掛け をもとに、
明日からできる売場改善のヒント をまとめました。

① “魅せる” ─ 売り場の主役を決める
売り場は舞台です。
どれほど良い商品でも、目に入らなければ売れません。
🎯 今すぐできる3つのポイント
- どこで見せるか(ステージ)
- 何を見せるか(主役)
- どう見せるか(演出)
売り場に「主役」をつくると、視線と売れ方は劇的に変わる。
② “伝える” ─ 情報が価値を決める
研修内でも強調したポイントがここです。
たとえば、商品POPの表記が次の2つだったら、
どちらを手に取ってみたいでしょうか?
- 栃木県産いちご
- 栽培歴35年 祖父の想いを受け継ぐ 山下さん自慢のいちご
後者は、背景(物語)が見えることで
お客さまが感じる価値が変わり、買う理由が生まれる のです。
“情報が価値をつくる”──これは売り場づくりの本質です。

✏今すぐできる実践例
- その商品をひと言で伝えると?
- 目の前にお客さまがいれば、(その商品に対して)どんな話をする?
- なぜ買う価値があるのか?etc…これらを伝える
③ “集める” ─ イベント × マスコミで話題をつくる
お客さまが動く理由は、情報+体験=話題 です。
🎯 イベント企画の3ステップ
① 何をするか(テーマ)
② どう見せるか(演出)
③ いつするか(時期)
さらに道の駅は、
- 地域メディアと相性がよい
- 取り上げられやすく、拡散効果を得やすい
という強みがあります。
“イベント × マスコミ”で話題を生み、話題がお客さまを集めます。

参加者の声
研修終了後、参加者のおひとりから、このようなお言葉をいただきました。
“大掛かりでなくてもいい。小さな一歩を踏み出すことが大切だと気づいた”
これまでもさまざま学ばれてきた。そのなか、
「他ではやっていない、ユニークな取り組みをしないと…」
情報や知識をインプットすればするほど、実践から遠ざかる。
そんなジレンマを感じられていたようです。
今日からできるチェックリスト
- 主役商品を1つ決める
- POPを1枚書く
- 一等地売り場の位置を探す
- 小さなイベントを1つ企画する
- 行動宣言をして期限を決める
まとめ
現場が動けば、売場が変わり、数字も変わります。
小さな一歩が未来を変える力になります。
あわせて読みたい
👉 研修レポート「客足の絶えない道の駅がやっている3つの仕掛け」






