あなたが個人農家さんであれば
今からやって頂き事があります。
今より野菜を売るために…。
さらに稼げる農家さんになるために…。
その今すぐやって頂きたいこととは、
「キャラづくり」です。
あなたのキャラクターをつくって欲しいのです。
キャラづくりができれば、
直売所であっても道の駅でも
あなたのお野菜は買ってもらえます。
あなたが就農したての農家さんであっても
他のベテラン農家さんを押さえて
トップの売上を上げれます。
「○○さんの野菜は無いの?」
お客さまは、あなたのお野菜をめがけて
直売所や道の駅に来てくれます。
売れる農家さんの共通点
これは私が30歳の頃働いていた
大阪の産直店での経験談です。
お店には、200名を超える農家さんが
お野菜を出荷してくれていました。
そんな数多くの農家さんのなかで
売上TOP10の方々には
ある決まった共通点がありました。
その1つが、今回のテーマである、
『キャラづくり』
です。
稼ぐ農家さんは、他の農家さんとは違う
何かがありました。
選ばれる理由がありました。
「野菜が美味しかった?」
勿論、それも要素の1つだと思います。
「野菜のパッケージが綺麗だった?」
うーん、そこは100%全員がそうだったとは
言えないです。
パッケージが綺麗であれば尚良いですが
共通点ではなかったです。
稼ぐ農家さんTOP10に共通していた要素、
それは、
『個性』
です。
稼ぐ農家さんになるには個性を持て!
農協へ出荷される農家さんであれば
個性は必要ないと思います。
むしろ邪魔になるだけかもしれません。
市場に出される時に
他の農家さんの一緒にされるので
個性は必要ありません。
逆に、直売所や道の駅で販売をされるのなら
個性は必須要素になってきます。
どうしてか?
お店には同じような野菜が
数えきれない程売られているからです。
お店の規模にもよりますが、
一体何人の農家さんがお店に
生産者登録されているのでしょう?
…100人?
…200人?
大きければ出荷生産者500人という
お店もあるでしょう。
これて実はもの凄いことで。
競合ライバルがうようよの激戦区
例えば私が働いていた産直店は
売場面積30坪でした。
コンビニくらいの大きさです。
そんな小規模なお店の中に
200人を超える農家さんの野菜が
販売されているわけです。
競争が激しい喩えとして、
「信号機より多い美容院の数」
とよく言われます。
ざっと言うと、
日本中の信号機が約20万基。
美容院の数が約25万店舗。
「信号機より店舗数が多いなんて
競争が激烈だよね」
と言われるのですが、
決して他人事ではありません。
直売所や道の駅に何百人もの
農家さんが野菜を出荷する。
何百人ものライバルの中から
あなたの野菜をお客さまに選んでもらう
必要があるわけです。
取り方によっては、
コンビニや美容院よりも
農家さんの方が競争が激烈かもしれません。
そんな激戦区の中であなたの野菜が売れる。
稼ぐ農家さんを実現する方法、
その1つが、『キャラづくり』なのです。
キャラづくりといっても、
何も難しい事はありません。
「ゆるキャラをつくりましょう」
とかという意味でもありません。
要は、あなたの個性をしっかりとつくって
お客さまに伝える事です。
事例を話した方が解りやすいと思うので
ご紹介します。
売れっこイチゴ農家さん
私が産直店で販売させてもらっていた
あるイチゴ農家さんの話です。
産直店でも爆発的な人気を誇る
農家さんのお一人でした。
その方のイチゴを販売させてもらう時に
こんな個性づくりをおこないました。
元々、その方は大阪で居酒屋店の
店長さんだったんです。
全国に数百店舗展開するチェーン店でも
トップクラスの売上を誇る
やり手の店長さんでした。
しかし、店長さんには悩みがありました。
ご結婚をし、お子さまも生まれた。
居酒屋のお仕事は夜なので
ご家族との時間をなかなか持てなかった。
そこで店長さんは様々熟慮した結果、
農業へ転職します。
大阪から高知県へ移住。
研修施設で2年間農業を学んだ末独立し、
現在はご家族との時間を大切にしながら
農業に励まれています。
そんな○○さんが栽培されたイチゴがこちらです。
といった形で販売させてもらっていました。
結果、仕入れれば一瞬で売り切れる、
人気農家さんのお一人でした。
あなたを伝えれば売れる
キャラづくりをする。
個性を出す。
というと、難しく聴こえるかもしれません。
もっとシンプルに言うと、
要は、あなたを伝えるという事です。
- なぜ、あなたは農業を始めたのですか?
- 農業をしていて一番嬉しいのは
どんな瞬間ですか? - どんな時が辛いですか?…
これらを伝えるだけでも
立派なキャラクターづくりになります。
お客さまがあなたのお野菜を買う
決め手となります。
あなたも聴かれた事があるかもしれません、
『どんな野菜なのか?』
よりも、
『誰がつくっているのか?』
でお客さまは買う、買わないを
判断しているという話。
初耳だったら憶えてください。
何百人もの農家さんの野菜の中から
選ぶのって、お客さまも難しいんです。
何を基準に選べば良いのか?
解らないのです。
だから多くのお客さまが
価格の安さを基準に商品選びをしています。
しかしそれでは農家さんとして稼げません。
少々値段が高くても選んでもらえる方法、
買ってもらえる方法、
それが今回お伝えした、キャラづくり。
あなたの個性を発揮する事です。
キャラづくりができれば、
どれだけライバルがいても
あなたのお野菜は買ってもらえます。
あなたが就農したであっても
他のベテラン農家さんを押さえて
トップの売上を上げれます。
お客さまは、あなたのお野菜をめがけて
直売所や道の駅に来てくれます。
その為にも、あなたの事を伝えてください。
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